2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧
中国が、現状の秩序を尊重するという意味での「平和的な国家」だという思い込みも怖いけれど、中国がそのまま日本に攻めてくるみたいな短絡的な話も、にわかに信じがたい。真実はどうもその間にある。中国の考えていることが、Togetterにまとまっていました…
オランダのイノベーションコンサルタントのハイスが日本にやってきて講演をしたのは、もう一ヶ月前のこと。彼から学んだことのひとつに、イノベーションアサインメントがある。 START INNOVATION ! with this visual toolkit.〔スタート・イノベーション! 〕…
大澤真幸は『〈世界史〉の哲学 古代編』で次のような謎を問いかける。 特殊な歴史的コンテクストに深く規定された特異な作品や思想が、普遍的な魅力、普遍的な妥当性を帯びて現れるのはなぜなのか? (P20) <世界史>の哲学 古代篇 作者: 大澤真幸 出版社/メ…
カンディンスキーの作品名にもなっている「Impression」「Improvisation」「Composition」という3つの創造のプロセスの、とくにImpression(印象)について、メモ的に。 印象、すなわちできごとをどのように認知するのか。印象派は、外界に見えている風景を…
金曜日にはある大手システム会社、土曜日には東京農工大でのワークショップを行いました。いずれも、すでにあるビジネスコンセプトについて、顧客視点から見直していくものでした。農工大は、企業実践イノベーションリーダー育成プログラム(EDGEプログラム…
今回の佐野研二郎さんのデザイン、僕は好きです。1964年と比較される中で、そのミニマリズムを継承しながら、新しいものにしているのって、すごいと思う。 さっそく動画もあがっていて、モチーフがさまざまに展開する様子を見ることができます。 www.youtube…
会田誠の作品「檄」に改変が要請されているそう。 会田誠さん作品に改変要請 美術館、子ども向け企画展で:朝日新聞デジタルwww.asahi.com もちろん僕は、展示にはまったく問題ないという立場です。 その政治的なメッセージに、「やっぱり公共の場ではだめな…
ワールドカフェをおこなうとき、ときどきうまくいかないテーブルがでてきます。そのテーブルのホスト役の人が、主導権を握ってコントロールしてしまうケースで、そうなるとせっかくやってきた他のメンバーが、あまりアイデアを出せなくなってしまいます。 メ…
今日は大手商社で、クリエイティブ思考の研修を実施しました。従来、こうした講座であれば、個人がアイデア創造のスキルを学ぶという観点で構成されることが多いと思うのですが、今回、グループでのアイデア創造という視点で再構成しました。 具体的には次の…
いつも、直感とひらめきとを分けて考えている。直感は大脳辺縁系から起こる感情が混ざり合ったものであり、ひらめきは大脳新皮質で処理された情報によるアイデア創造である。 単純な脳、複雑な「私」 (ブルーバックス) 作者: 池谷裕二 出版社/メーカー: 講談…
縄文時代のイメージといえば、およそ文化的とはいえない掘っ立て小屋にひげボーボーで暮らしている風景だけど、実際には豊かな文化もあり、また生活も豊かだった。豊かな森に支えられた食糧的にも精神的にも豊かな暮らしがあった。 伊勢神宮は洗練されたその…
先日、「クリエイティブシンキング」の授業を行いました。学生の反応もとてもよく、いい授業内容になりました。運用上、いくつか変更点もありました。 1st Weekend1日目/1st day 即興力 Business Improvisation 即興性を使ったアイデア発想のプロセスを学び…
カンディンスキーが創造プロセスを、インプレッション、インプロビゼーション、コンポジションの三つへと分け、それぞれの段階での作品を形にしている。この三段階を経なければアウトプットが生まれないというわけでなく、それぞれの段階での表現がありうる…
抽象絵画の祖であるワシリー・カンディンスキーは、絵画の制作プロセスを、インプレッション、インプロヴィゼーション、コンポジションの3つの過程としてとらえた。作品としても、この3つのプロセスを題名にしたものを多数残している。 インプレッションは、…
鈴木大拙は、日本の思想の中心に禅をおいたけれども、どうもそれだけでは説明しきれない、草木国土悉皆成仏をあわせないといけないのではないかと指摘する。 禅 (ちくま文庫) 作者: 鈴木大拙,工藤澄子 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1987/09 メディア: …