LIFEHACK STREET 小山龍介ブログ

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ワールドカフェでうまくいかないテーブルの特徴

ワールドカフェをおこなうとき、ときどきうまくいかないテーブルがでてきます。そのテーブルのホスト役の人が、主導権を握ってコントロールしてしまうケースで、そうなるとせっかくやってきた他のメンバーが、あまりアイデアを出せなくなってしまいます。

メンバーがコントロールしようとするのであれば、適当にシャッフルされることによってその影響力を最小限に抑えることができますが、テーブルホストはその場から離れることがありません。他のテーブルの要素を知ることもないので、そのコントロールしている現状を疑問に思う機会もありません。ワールドカフェにはこうしたリーダーシップは不要なのです。

だからといってファシリテーターが、そこに過剰に関与してしまうとややこしいことになります。強制力を働かせてしまったら、その〈場〉全体がダメに成ってしまいます。そういうテーブルが出てくることも、そうした支配的なリーダーシップが行われてしまうことも、すべてオールOK、そういうテーブルの存在自体も全面肯定します。しかし、結局アイデアが広がらずうまくいかないわけで、もったいない。

本人が、そうしたリーダーシップではアイデアが広がっていかない、会話が盛り上がっていかないということを実感し、違うやり方があるのだということに気づいてくれたら、それだけでも大きな収穫なんですけどね……。

どういうふうにファシリテーションすればいいか、ぜひ教えて下さい。

ワールド・カフェ~カフェ的会話が未来を創る~

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