LIFEHACK STREET 小山龍介ブログ

小山龍介公式ブログ

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

発達という創造活動に導く「頭一つの背伸び」

この二つの記事の続きです。 www.lifehack-street.com www.lifehack-street.com ヴィゴツキーが「頭一つの背伸び」と呼んだ発達過程はどのようなものなのか。ニューマンとホルツマンはそれをパフォーマンスと呼ぶ。自分でない人物を演じることによって、自分…

分析単位を「行動」から「活動」へと変えることで「成ることの理論」が生まれる

この記事の続きです。 www.lifehack-street.com 心理学が「行動」を分析単位としてきたが、それは不十分だった。社会文化歴史性を無視することになるし、新しいものを生成する主体としての人間も無視してしまうことになる。行動を単位として研究することによ…

人間のサブジェクティヴィティー

名古屋商科大学の岩澤先生におすすめされた読み始めた『遊ぶヴィゴツキー』(ロイス・ホルツマン著)が面白い。 物理学が物質を、天文学が星々を研究するようにして、心理学は人間を研究することになった。こうしてきわめて容易に、心理学は人間であることの…

製品のデザインからディスコースのデザインへ

人工物、すなわちデザインの対象は、製品から商品、サービス、コミュニティー、さらにインタフェース、マルチユーザーシステム/ネットワーク、プロジェクト、ディスコース(ディスクール)へと広がっていく。この軌道に従い、流動的で、非規定的で、非物質…

言葉の「定義」というものの意義を高く評価するべきではない

少し長くなるが、引用する。 プラグマティズム入門 (ちくま新書) 作者: 伊藤邦武 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/01/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (7件) を見る この思想(プラグマティズム:引用者注)は一般に、言葉の「定義」という…

美醜の二のない世界としてのニライカナイ

新編美の法門 (岩波文庫) 作者: 柳宗悦 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1995/11/16 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (3件) を見る 柳宗悦「美の法門」P88-100のメモ。 『大無量寿経』に書かれた48の大願の四番目に次のような文言が…

新しい形式を生み出す契機としてのワークショップ

美術と知能と感性―認知論から美術教育への提言 作者: アーサー・D.エフランド,Arthur D. Efland,ふじえみつる 出版社/メーカー: 日本文教出版 発売日: 2011/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 『美術と知能と感性』 刺激と反応を客観的に観察…

あけましておめでとうございます

2016年はいろいろなことがありました。一番大きな変化は、移住雑貨のお店「ニライカナイ」を自由が丘にオープンしたことですね。 新規事業「ニライカナイ」が立ち上がりました www.nirai-kanai.okinawa 移住雑貨のお店『ニライカナイ』 3/29にルーツの今津さ…