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スキルシェアリングの新資本主義ルールで活躍する方法

シェアリングエコノミーの発達によって、車や自転車を所有せず、使いたいときだけ使えるようになってきました。持っているリソース、たとえば部屋が空いていたら、AirBnBのように人に貸せるようになりました。

この流れはあらゆる業界で起こっています。航空機エンジンは、使用時間で借りる包括契約が当たり前になっています。ブリジストンはタイヤを売切ではなく、貸し出すことでメンテナンスまで請け負うビジネスモデルを提供し始めました。

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こうした流れの中、人も同様に共有されていきます。ひとつの会社に所属して、必要なときもそうでないときも給与を払い続けるのではなく、複数の会社がひとりのスタッフを共有するようになるはずです。副業・兼業を許可する企業が増えてきていますが、その流れは一人一社という所属の概念の崩壊です。

そうしたときに、もはや専門領域をひとつももたないようなジェネラリストは求められなくなります。PR業界では複数の企業のPRを請け負う広報プロフェッショナルが活躍していますが、その時必要なのは業界に関する専門性です。ITに関する専門性を持った広報は、そのまま複数のべンチャーの広報を請け負うプロとして大活躍できる。そんな時代なのです。

こんな時代では、まず自分の専門性を持つことです。そしてその専門性を戦略的に磨いていくことです。

一方で、常に新しいメンバーと協業するような働き方のなかでは、専門しかしらない「専門バカ」では、敬遠されます。ジェネラリスト的な広範な知識も持ち合わせた専門家こそが、活躍できる。だからこそ、エンジニアがビジネス知識を習得したり、逆にビジネスマンがデザイン思考を学んだりといったことが必要になるのです。

いわゆるT型人材とかπ型人材と呼ばれているものです。ひとつないしはふたつの専門領域を深く掘り下げたジェネラリストなのです。

 

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