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クラウドは〈場〉になりうるのか

情報が蓄積され、それがリアルタイムにアクセスされる情報インフラとしてのクラウドは、もちろんFace to Faceで接するリアルの〈場〉に比べたら、いろいろと足りないところがある。一番は、時間感覚ではないか。ツイッターが典型的だけれども、つねに〈いま〉だけが前景化している。

ベルクソンの持続という概念があるが、これをいかにクラウド上で再現するかということ。空間的なクラウドではなく、音楽的な流れを感じさせるクラウドをどのようにつくるか。「純粋持続」と呼べるようなツイッターのタイムラインがありうるのかどうか。

音楽の旋律にゆだねた意識内容は、それを逆向きにしたり、こま切れにしたりすることはできない。このように概念や言葉から離れて内省に専念すると、そこに意識の直接与件として、ひとつの流れを感じる。その流れは、計量不可能性、不可逆性、連続性、異種混交性を特徴としており、止めようなき自発、能動によるものである。これをベルクソンは「純粋持続」と呼んだ。

持続 - Wikipedia

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