押し出しファイリングでデスクトップを整理する

この押し出しファイリングの考え方は、パソコン上でも使えます。たとえば、いろいろなファイルが散乱していることの多いデスクトップなどは、その一例です。自動的にファイルを並び替える機能がありますが、「最後に開いた日」で並び替えると、自動的に押し出しファイリングが完成します。

手前には、最近開いたファイルが順番に並びます。あとになればなるほど、最近開いていないものになり、その多くは捨てるか、フォルダに収納して構わないものになるでしょう。デスクトップ上にファイルが増えすぎたときには、うしろの方のファイルをサクッと捨ててしまうか、一括してフォルダに入れて整理してしまいます。

ファイルの重要度をいちいち自分で判断して整理していたら、判断力の無駄遣いです。一説によれば、人の1日の判断できる量は決まっているらしく、それはランチメニューでもその日の服でも、そしてファイルの重要度の判断も、判断力を「消費」してしまうらしいです。押し出しファイリングを導入することで判断する手間を省き、より重要な意思決定に集中することができるのです。