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α7iiiファーストインプレッション

2018年3月23日発売のα7iiiが、ちゃんと当日に届けられた。さっそく、家族でのお出かけに連れて行った。ファーストインプレッションを書いておきたい。

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αシリーズのフルサイズ機は、7からずっと愛用している。α7→α7ii→α7Riiという感じ。ところが、α7Riiiには食指は伸びなかった。α9も。なぜなら、30万円を超えてしまって会社の単年度経費に計上できないからだ! と力説してもアレだけれど、まあ、自分のスキルも考えて、やっぱり30万円を超えてくるとちょっと躊躇する。プロじゃないし。

それで、α6500を使い始めたら、その軽さに加えて、位置情報取得機能がツボにはまった。スマホのアプリと連携して、撮影した写真に位置情報を加えてくれる機能で、これはα6500以降の機能となる。逆に言うと、この機能がないがゆえに、α7Riiという名機を使わなくなってしまい、APS-Cでも自分の力量的に十分ということもあって、α6500をしばらくつかっていたのだった。

それで久々にフルサイズ機に戻り、付けたレンズが、SEL55F18Z。これをAPS−C機につけると、35mm換算で約80mmの中望遠になってしまい、スナップ感覚で撮るにはちょっと使いづらい。結果、ここ最近ではすっかり出番がなくなってしまっていた。それで、55mmを付けてみたんだけど、これがやっぱりすごい。細かいことはわからないけど、開ければよくボケるし、絞ればしっかり描写する。

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これはカメラを向けたら、その真似をしてくれたところ。f2.5なんだけど、ちゃんと手のところにピントが合って、その奥からボケていく。

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これはf10と絞ったもの。波がしっかり描写されていて、美しい。なんかすごいですよね、文明の機器って。

そんな感じで使ってみたところのファーストインプレッション。

電池が長持ちするのがうれしい

α9から、電池がNP-FZ100へと変更になった。これまでのNP-FW50の二倍という容量。これまでは、電池の減りを気にしながら撮影していたことに改めて気づいた。400枚ほど撮影して、40枚ほどスマホに転送したりして、残り59%。これまでの電池だったら、ジリジリとなくなる残量を気にしていたところだった。

これは本当に大きな違いで、もうα6500には戻れないという強烈なインパクトを受けた。(というか、他社では当たり前のレベルにキャッチアップしただけなんだけど。)

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瞳AFがやっぱりすごい

いろんなところに動画もあがっているのでご存じの方も多いだろう。瞳に追従してAFを追いかけてくれる。余りに激しい子どもの動きは難しいが、大人であればこれでしっかりとピントをあわせることができるだろう。人を撮るときに、変に手前のものにピントがきてボケてしまうことがあるが、そういうことがなくなる。これは本当にありがたい。


α7III「瞳AF」追従テスト CP+2018 ソニーブース シューティングコーナー(ポートレート/屋外)

位置情報取得は外せない

そしてこれ。このためにα6500にした身としては、欠かせない。この機能がついていることは、フルサイズに復帰できる大きな理由である。視察なんかにいくとき、ほんの些細な建物や風景を収めておくのだけど、あとからそれがどこだったのか分からないことが多くて困っていた。それをこの位置情報取得機能が解決してくれたのである。

ただ、この位置情報取得、Bluetoothで行うのだが、ややクセがあるようだ。α6500のときには、スマホをアクティブにしなくてもちゃんとつながっていたのに、α7iiiは、スマホをアクティブにし、その上でアプリを立ち上げてやらないとつながらなかったのである。しかし、一度Bluetoothのペアリング情報を消した上で再接続したところ、この不具合は解決した。スマホが近くにあり、かつアプリがバックグラウンドで走ってさえいれば、すぐに接続され、スマホでの位置情報がカメラに転送されるのである。

 

ということで、手に取る前は「α6500も使うかなー」なんて思っていたけれど、これは完全にα7iiiに移行です。一番はバッテリー。