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位置情報から情報フィルタリングする

情報が多くなればなるほど、情報ひとつひとつに向けられる注意が減っていきます。10個をチェックするよりも、100個をチェックする方が抜け漏れが増えるのは当然です。もし100個の情報のうち、無駄なものを省いて10個に絞り込むことができれば、受け取る情報の精度も高まるはずなのです。

そこで必要なのが、情報のフィルタリングです。ソーシャルグラフによる情報収集も、情報が届くという見方もできますが、一方で自分の人脈によって情報をフィルタリングしているとみることもできます。自分に関係があるかどうかによって、情報を一度、ふるいにかけるわけです。

その情報フィルタリングの有力な手段の一つが、位置情報です。

たとえばレストランを探したいとき、位置情報を使えば近辺のレストランに限定して情報を収集することができます。食べログの「現在地」から、地図を頼りにレストランをよく探します。当たり前ですが、全国から探していたらたいへんです。

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Instagramも、この位置情報が役立ちます。観光地などに行ったときには、位置情報を使ってスポット検索をすると、インスタ映えするいろいろな風景がでてきます。旅行ガイドには載っていないような場所や食事など、思いもよらない情報に出会えるでしょう。

天気予報などに代表される、「今、ここ」で必要となる情報をリアルタイムにキャッチするにも、位置情報は効果的です。iPhoneの天気予報は現在地に合わせてアップデートされ、その情報がAppleWatchで閲覧できます。出張中でも、作業なしに必要な天気予報の情報が手に入るのです。

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↑新幹線で移動中も、AppleWatchの天気予報は現在地に合わせてアップデートされている。

 

こうした位置情報は、写真検索のときにも効果を発揮します。撮影場所さえ分かれば、すぐに必要な写真を探し出せます。逆に言えば、位置情報の付いていない写真は見つけ出すのに一苦労で、そのためミラーレスカメラはスマホと連携して位置情報を記録できるソニーのα7iiiを使っています。

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これから自動運転が実用化されていく時代です。その場所にある情報がどんどん可視化されていきます。位置情報をうまく使って、情報をフィルタリングしていくことがより重要になってくるでしょう。

 

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