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イノベーションに必要な3つの観点(あなたはどこから見ているのか?)

 イノベーションを生み出すためのデザイン思考には、大きく3つの視点が必要だと考えられる。IDEOは、「Desirability (人)」「Viability (ビジネス)」「Feasibility (テクニカル)」という観点をあげている。

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IDEO ではデザイン・シンキングのアプローチを考える際に「Desirability (人)」「Viability (ビジネス)」「Feasibility (テクニカル)」という3つの観点を重視しています。IDEOがデザイナーの多様性を重視するのは、世の中の問題がより複雑になっている今、それぞれの観点においてしっかりと見る事を大切にしているからです。

結局、デザイン・シンキングとは何なのか:日経ビジネスオンライン

 私自身は、大学時代には美学美術史を学び、広告代理店でDesirability(人)の観点を身につけ、さらにビジネススクールでViability(ビジネス)を学んだ。

また現在、Desirability(人)の立場からアイデアを生み出すために、インプロヴィゼーション(即興)の可能性に取り組んでいるし、ビジネスモデルを構築するツールであるビジネスモデルキャンバスは、Viability(ビジネス)の観点を強化するツールとして位置づけられる。

これからビジネスコンサルタントとして活動するのであれば、この3つのうちの少なくとも2つの領域に、立場をもっておくことが重要だろう。(そして足りないところは、チームの力を借りることになる。)

こうして、異なる観点を橋渡しをしていくことでイノベーションの起点となる。どの観点に立っているのかという自分の立ち位置を俯瞰し、足りない観点に立つ人たちと協働する。そういう人材が求められているのだと思う。