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難易度を徐々に上げて学ぶ「英語多読法」

2017年は英語学習の年にしよう!と思いたち、年末から早速スタート。英語の学習法については、いくつか信頼している方法があるのだが、これもそのひとつ。英語をとにかくたくさん読むというもの。それも、使われている単語数の少ないものから徐々に難易度を上げていく方法だ。これが効く。

Graded readerで苦労せずに多読する

教材はGraded Readerと呼ばれる基本単語数を制限したものを使う。たとえば、OxfordのBookwormsのシリーズだと一番下のレベルは250語。このレベルは中学生でも簡単に読める。とにかくサクサク読めるので、苦痛が少ない。物語も大人向けの恋愛やサスペンスになっているので、それなりに好奇心を持って読み進められる。

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elt.oup.com

 

中身はこんな感じだ。たとえばスターターレベルの「Starman」。

A big red car dirbes on a long, long road. In the car is a farmer, Bill. He is hot and tired. He wants to go home and have a bath.

Bill listens to the radio in his car and he sings. Bill likes singing. Sometimes people like Bill's singing - but not very often. "Starman"

スターターレベルを読んでいると「かんたんすぎる!」と思うかもしれないが、ここが重要で、何事も土台から作り直すのが一番の近道なのだ。油断していると、このレベルでも知らない表現が出てきたりもする。

 

Kindleだからできる多読

こうしたシリーズがOxford bookwormsであれば1000冊以上もある。これをすべて紙の本で買うとたいへんなことになるが、おすすめは電子書籍。Kindleで読めばかさばらない。読み終えたらすぐに次々に本を購入できるのも、モチベーション維持にぴったりだ。

すべてが電子化されているわけではないが、電子書籍になっているものがこのリンク先にリストにまとめられていて、便利。

petite-lettre.com

 

一日5000語、読書語数でペース管理する

これを今は、一日5000語を目安に読んでいる。5000語はそれほど難しくはないが、しかし毎日続けるとなるとそれなりの負担。3000語でもいいし、1500語でもかまわないけれど、大切なのは毎日続けるということ。Excelで語数をカウントして数字を積み上げていくと、それなりの達成感がある。

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英語の「公文式」アプローチ

この多読法に似ているのは、公文のやりかただ。こどもを公文に行かせているのが、かんたんなものから徐々に難易度があがっていく。国語であれば、ひらがなからカタカナ、そして漢字へと、そのステップアップが非常に丁寧であり、またかつ毎日続けられる分量というのが、公文式の特長だ。

たとえば年長の国語の教材はこんな内容だ。こうした徐々にレベルアップしていく商法を、英語教育にも取り入れるのだ。

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www.kumon.ne.jp