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クラウド・ワンポケットの原則

このワンポケットの原則ですが、利点ばかりではありません。一か所に集めるので、そこに行かなければ書類を手に取れないということになります。

 

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この4月から大学院に通学することになったのですが、大量の参考文献をどこに保管するのかという問題が持ち上がっています。自宅に置くのか大学院の研究室に置くのか。どちらにしても、ワンポケットで一か所に集めると、そこでしか研究ができなくなります。

これは大学院と自宅だけに限りません。昔、フリーランスとして仕事をしていたときには、契約していたいくつかの企業に自分のデスクがありました。一か所に集めてしまうと、他の企業のデスクでは仕事がしづらくなります。

今でも、デスクトップ型のパソコンを自宅、オフィスに設置して、さらに携帯用のノートパソコンを持ち歩いていると、一か所にデータを集めるわけにはいかない。

ワンポケットの原則を徹底すると、仕事も一か所でしかできなくなる。これからの副業・兼業時代に、これは不便です。

こうした問題を解決したのが、2010年ごろから普及したクラウドサービスです。あらゆるデータをDropboxに放り込むようにして、各パソコンで同期するようにしています。これを、クラウド・ワンポケットと呼んでいます。クラウドにファイルを置いているので、最悪、自分のパソコンでなくてもダウンロードして作業することができます。

過去の履歴を遡ることができることも、Dropboxなどのクラウドサービスの利点。今現在のファイルだけでなく、過去の歴史までもがワンポケットに収まってくれるのです。

以前は物理的なワンポケットだったものが、クラウドという仮想空間に、時間も含めまるで4次元ポケットのように放り込める。これが新しいクラウド・ワンポケットの原則です。

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