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総合広告代理店の役割は、直接の因果ではなく縁起のマネジメントにある

先日、紺野先生と電通の田中宏和さんとの対談を行ったのですが、その記事が掲載されました。今回は字数も多く、二回に分けての掲載となりました。

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このなかで、あらためて広告代理店の仕事について振り返る機会がありました。ものが売れていく、サービスが認知されていくというとき、もちろんテレビ広告をどれだけ流すかということである程度の相関があることはわかっています。まとまった量の広告出稿で、知ってもらう確率は確実に高まります。

しかし、それだけで商品やサービスが売れるわけではありません。そこには、クライアント企業の頑張りもありますし、消費者が求めているものと一致しているかという要素も大きく影響します。クリエイティブの質ももちろん絡んできます。この関係は非常に複雑で、一筋縄ではいきません。

その一筋縄ではいかない関係性をマネジメントしているのが広告代理店であり、そこでは「○○すれば必ず□□になります」というような因果関係を単純化するような思考は、固く禁じられています。

 

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