LIFEHACK STREET 小山龍介ブログ

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サッカー日本代表よくやった!

サッカー日本代表の予選リーグ敗退について、いろんな批判がでているけれど、リーグを勝ち抜いた前回に比べても、格段に進歩していたと思う。(僕はサッカー素人なので、そういう感じで読んでください。)

方向性を示した攻撃と守備のカタチ

ひとつは、常にというわけではないけれど、俊敏性を活かした攻めができていたということ。コロンビア戦の岡崎選手のゴールは、まさにそうした流れから生まれた。これからも、こうしたすばやいパス回しからのゴールというのが、「日本らしい」と言われ続けるようになって、日本のサッカー文化になっていくように思う。

ふたつめは、守備。もちろんコートジボワールの2分で2失点や、コロンビア戦の大量失点はあったけれど、前回大会のようにガチガチに守備を固めて、という戦術と比べれば、攻撃に重きをおいた今回、失点が多くなるのはやむを得ない。これで前回のようなシステムに戻るのではなく、このバランスの中で失点を最小限に抑えるという方向で進化してほしい。

次回大会に向けての課題

あくまで素人の目から見てですが、たとえばギリシア戦、あきらかに背の高い相手に対して単調にボールを放り込む攻撃が続いた時間帯があった。相手も疲れていて、ドリブルなどで切り崩していく攻撃も選択肢としてあったはず。

そうした戦術選択が見えてこなかった。「必死さがなかった」という指摘をする人もいるけれど、僕は逆に、「クレバーさが見えなかった」と感じた。相手が嫌がることをもっともっとやったほうがいい。その意味で、コロンビアの後半の攻めは、ほんとうに「嫌らしい」感じだった。

今回のワールドカップのアジア予選でも、相手にあわせてしまい、試合の流れが硬直してしまうことがあったように思う。チームメンバーの戦術理解力を高め、チームとしてのサッカーIQを上げることが重要ではないかと思った。

チームとしての明確な戦術選択があって初めて、「必死なプレー」も可能になる。「今の時間帯はこういうプレーで行く」というチーム全体の合意がもっともっと見えてくるといいんじゃないかと思う。

(この意味では、前回大会のほうが、戦術がシンプルであったがゆえにわかりやすく、チーム全体に浸透していたと思った。)