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任天堂プラットフォームが終焉を迎えるとき

WiiUが壊滅状態だ。一年経って100万台強という販売台数では、プラットフォームとしての魅力に乏しい。ユーザーニーズを完全に見誤ったというべきだろう。

個人的に、あの大きなコントローラーでゲームをしたいと思わない。テレビCMを見るたびに、「なんでこういう判断をしたんだろう?」と考えてしまう。

直感が当たれば成功するが、外れれば大失敗。Wiiの成功からWiiUの転落は、少数の「天才」に依存する問題の難しさを感じさせる。 

2000年以降のAppleは奇跡的に成功し続けていたが、それはまさに「奇跡」と呼ぶにふさわしいのかもしれない。Wii開発のとき、「そんなものは売れない」と言われていたコントローラーでヒットした成功体験が、WiiU開発のときの強気の判断につながったのではないかと邪推する。

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 WiiUは昨年12月、大ヒットした「Wii(ウィー)」の後継機として国内で発売された。発売週こそ約30万台を販売したが、その後低迷して累計百万台強にとどまる。Wiiが平成18年の発売から国内で1270万台を売り上げているのとは対照的だ。

 任天堂は、Wiiの生産を終了してWiiUの販売に専念する方針で、31日には「マリオ」など人気ソフトを同梱したWiiUを数量限定で発売するなどして巻き返しを図るが、ソフトが売れないことによるゲーム会社離れが進んでいる。

厳冬ゲーム業界、3DS頼みの任天堂 WiiU不振「まさか6千本程度とは…」 (2/3ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

プラットフォームが終焉を迎えるのは、プラットフォームに集まるユーザーのニーズを読み誤ったときだろう。その地位を失うスピードは相当速い。