81歳になっても創造的に生きるための〈行為的自己〉
昨日の場の勉強会では、清水博先生の81歳の誕生日をお祝いしました。素敵な笑顔です。この年齢になっても、まだ毎日、研究が進んでいることにいつも驚かされます。
勉強会においては、意識的自己ではなく行為的自己から生まれる「危機のパトス」、そしてそこから予見される未来についてのお話。
- 意識的自己（誰かが自転車に乗るとはどういうことかを認識する自己）
- 行為的自己（実際に自転車に乗る自己）
先生が81歳になっても創造性を失っていないのは、この行為的自己の活き（はたらき）の上で活動しているからではないかとおっしゃっていました。
この行為的自己と言うのは、「全身の〈いのち〉の活きを使う活動であり、自己を情報と結びつけるのではなく、自己の身を居場所に生まれる現象の中において、その現象の一部となって現象の法則性を身体的に掴む」ものだという。
僕にとってそれは、昨年から始めた能であり、また音楽活動であると思っています。
80歳超えて、頑張れるかな……。
場の研究所では毎月第三金曜日に勉強会を行っています。興味のある方、ぜひご参加ください。
