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α7iiiでオールドレンズ沼にハマる 〜コンタックスG

写真を教わっている橘田龍馬さんに、「オールドレンズ、面白いよ!」と言われて、さっそく入手して遊んでる。いやー、奥深い。

 

目次

 

最初に購入したのはコンタックスGマウント 

購入したのはこのレンズ。それなりに流通量もあって、価格も高くない。しかもレンズの質もとても高い。オールドレンズらしいボケを味わおうと思ったら、すこしクリアすぎるくらいかも。

CONTAX コンタックス G用 Planar 45mm F2 T* (Carl Zeiss)

CONTAX コンタックス G用 Planar 45mm F2 T* (Carl Zeiss)

 
CONTAX コンタックス Carl Zeiss Biogon 28mm F2.8 T* G用

CONTAX コンタックス Carl Zeiss Biogon 28mm F2.8 T* G用

 

 

αにオールドレンズをつけるためのアダプター

そして、αにつけるためのアダプターはこれにした。KIPONのアダプター。上記の2つのレンズは問題なくついた。 相性があるみたいで、ちょっとドキドキする。購入したレンズがCONTAXのGマウントなのかどうかも、チェックしなければならない。同じコンタックスでも、Nマウントというのもあったりする。

ほかにも選択肢はあるが、試してはいない。MAP CAMERAの記事を参考に、対応かどうかを確認した。

news.mapcamera.com

 

明るさはISO感度で調整する

露出については、カメラ本体ではなく、レンズ側のリングで調整する。なので、従来のカメラの常識でいえば、シャッタースピードで明るさを調整することになる。しかし、シャッタースピードが1/30とかになると手ブレの危険も出てくるので、なんとか1/60をキープしたいということになると、ISO感度で調整することになる。

フィルムカメラの場合はISOがフィルムによって決められてしまっていたので、ISO感度で調整するという概念はなかった。デジタルカメラになってからは、露出とシャッタースピードを優先したい場合、ISOでの調整ということになる。

αはとにかく暗いところで強く、ISO感度を上げても大丈夫なので、ちゃっちゃとISOで調整している。カスタムキーの設定で、コントロールホイールをISO感度に設定し、露出、シャッタースピードを固定して、くるくるとコントロールホイールによるISO感度で調整してしまうのだ(邪道)。

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マニュアルフォーカスをどうするか(1)フォーカスピーキング

明るさについては、コントロールホイールによるISO感度設定で終わらせるのだが、もうひとつの問題がある。それがフォーカス。オートフォーカスでの撮影に慣れきっていると、フォーカス問題が一番頭を悩ませる。しかし、さすがはα。フォーカスについても、しっかりサポートしてくれる。そのひとつが、「フォーカスピーキング」。

フォーカスの合っているところがひと目で分かるから、あっという間にピントを(おおざっぱにだけれども)合わせられる。これがなかったら、正直オールドレンズを続けていけないくらいの便利機能。

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 マニュアルフォーカスをどうするか(2)MFアシスト

 もうひとつの機能が、MFアシスト。画面の真ん中を拡大表示してくれるので、ピントをしっかりと合わせられる。フォーカスピーキングでざっくり合わせたピントを、さらにかっちり合わせていくのに使う。

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通常のレンズであれば、MFでフォーカスリングを回すと自動的にMFアシストが起動するが、レンズとカメラが連動していないオールドレンズの場合、自分でMFアシストを起動する必要がある。僕は、シャッターのすぐ近くにあるC1というカスタムキーにMFアシストを当てている。必要なときにさっと呼び出すのである。

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また、細かいことだが、MFアシストを解除するのに、レンズとカメラが連動している場合にはシャッター半押しで解除するが、これはそうならない。僕の場合、MFアシストの持続時間を2秒に設定して、2秒間でピントをあわせるようにしている(時間が足りなければ、またC1を押してMFアシストを起動すればいい)。5秒などの設定もあるが、スナップなどリズムよく撮影したい場合には、2秒がよさそう。

 

作例

Planner 45mmで少し撮ってみた。あくまで写りをみるものなので、写真はひどい。予めご了承を。

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マンションからパシャッと撮ってみた。当たり前だが、写真情報に露出データが残っておらず、どれくらい絞ったか忘れてしまった。たしか11だったと思う。

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くしゃみした瞬間。F2.0の開放。シャッタースピードは1/160。とっさにピントを合わせているので、ピントが甘々。

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変顔2。F2.0は変わらず。シャッタースピードは1/125。ピントは服にあっていて、顔はボケた。F2.0の浅い被写界深度でピントを合わせて撮るのは、かなり大変。いずれも、MFアシストは使わず、ピーキングでざっくり合わせている。