池田綾子さんのまっすぐな在り方に憧れます
いいものを作ってやろうと思ったら、いいものはできない。なんのてらいもなく、まっすぐ直球を投げたいと思っている。池田綾子さんはそういう、本当の本当のまっすぐを投げ続けているアーティストだと思う。昨日のライブは、その直球が胸にスッと入ってくる、素晴らしいライブでした。
8月26日に行われた山田雅人さんの語りとの共演で初めて聞いた池田さんの歌。今回のライブは新曲も多く、初めて聞く曲ばかりだったんだけど、不思議とどの曲もどこか懐かしく、聞いたことのあるような錯覚を覚える。
たとえばこの曲、着想からメロディ、歌詞まで、本当に淀みがない。別の言い方をすれば、まったくの無防備。こんなふうにいられるというのが、すごい。金子みすゞの詩を思わせる。普遍性に触れているのだと思う。
これを狙ってやっていたら、いやらしさがすぐに出てしまう。純度の高さが求められるテーマ。こういう表現ができたらいいなと思います。
