LIFEHACK STREET 小山龍介ブログ

小山龍介公式ブログ

日本を、縄文と弥生でコンセプトメイキングする

f:id:ryu2net:20150802121526j:plain

コンセプトメイキングは、そこに起こっている現象の本質をすくい取る作業。いいコンセプトをつくるには、現象そのものが興味深い豊かさをもっていることもさることながら、その豊かさを感じ取る力も試される。

縄文文化に興味を持つのも、日本におけるさまざまな現象が、縄文と弥生の二元的な文化の拮抗や融合で紐解けるという直観から。逆に言えば、そうした側面を知らずに現象の本質をすくい取れないようにも思う。縄文文化という日本の古層にディープダイブしなければ、本質が見えてこない。

猿田彦と天宇受売神は、土着の縄文人と渡来系の弥生人の国際結婚と言われている。結婚して住んだと言われる荒立神社。急な結婚で慌てて作ったから、「荒建」と呼ばれた。この神社の脇に、縄文文化やアイヌ文化に長年取り組む哲学者・梅原猛が植樹している。

日本という〈現象〉の本質を訪ねる旅だった。高千穂は、縄文と弥生がであい、まぐわい、結婚した場所だった。縄文と弥生の融合神話の始まりの場所だった。

※冒頭の写真は、荒立神社の境内で撮影したものです。

takachiho-kanko.info