LIFEHACK STREET 小山龍介ブログ

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GEの手のひら返しがすごい。

大前研一さんは批判していたけれど、GEキャピタルを持っていることのリスクもかなりあるんですね。

つまりイメルト氏がずっと狙ってきた、強く賢くたくましい製造業の代表選手に復帰する見込みが立った今、その足かせにしかならないGEキャピタルを抱えておく理由はもう存在しないということです。これほど明確な「なぜ今か」の答は他にありません。

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GEのすごさは、こうして前のリーダーがやってきたことを、時代に合わせてすっかり変えてしまうことができるところ。180度の大転換をさらっとやってしまうんですよね。ただ、金融サービスの中でも、機器販売に関係するB2Bサービスは継続するみたいで、軸足をしっかり製造において、そこに関連するものに集中するということなんでしょうね。

ちなみに今後、GEが金融サービスを全く手掛けないかというと、そんなことはなさそうです。他の電機大手が実施している程度の、機器を売るためのファイナンス手段(産業向けローン、リース等々)の提供というオーソドックスなB2B金融サービスは今後とも継続されると見られます。