LIFEHACK STREET 小山龍介ブログ

小山龍介公式ブログ

自分R&D ―未来への種まきを忘れずに

人生100年時代です。僕はことしで43歳ですが、まだ半分にも到達していません。60歳の定年も、僕が働いている間に65、70、75歳とどんどん延長されていくでしょう。

そんな中、長く仕事を続けていくためにも、勉強を続けていくことが重要です。広告代理店に就職したあと、20代の最後にはビジネススクールに行き、新規事業の領域に自分の活躍の場を広げました。

その後、40代に入って京都造形芸術大学での芸術研究をスタート。MFA(芸術学修士)の学位を取得して、MBAとMFAというダブルディグリーで、今度は文化財行政、文化財による地域活性化へと活動領域を広げています。

今から、「50代になったら何しよう」と考えているわけではないですが、自分の興味の赴くままに勉強を進めていくと、それにあわせて活動も広がっていく。そしてその結果、誰にも似ていない自分だけのキャリアを築きつつあります。すごいでしょ(笑)。

いや、本人的にはすごいとは全然思っていないです。というのも、新しい領域に入ると、常にそこでは「新人」に逆戻り。むしろ、毎回、劣等感に襲われる生活なんです。芸術の世界なども、当たり前ですが芸術一筋でやってきた研究者にかなうはずもなく、まずは自分の居場所探しから始まります。「初心忘るべからず」という言葉がありますが、僕の場合、十年単位で常に「初心」にかえらされているのです。

こうした継続した勉強のことを、僕は自分R&D(研究開発)と呼んでいます。企業が研究開発をやめてしまったら、その企業の未来はないでしょう。先細っていく現業を守るしかなくなります。個人も同様です。研究開発をしなくなれば、未来は先細っていくだけです。

自分のもっている時間をすべて現業にあてるのではなく、しっかり研究開発も進める。自分R&Dの時間をしっかり取ることで、未来は開かれていくのです。

 

f:id:ryu2net:20180406162937j:image