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新興国に参入するときに考えるべき4Pと相互誘導合致

3つ目のPurposeが特に新興国では重要と考える。例えば、そもそも何のためにミャンマーで仕事をするのかを明確に言える企業はどれだけあるだろうか?縁もゆかりもない土地で新しいマーケットを創造し、様々な人々を巻き込むには、その国で何を成し遂げようとするのかを掲げ、その掲げた目的が共感を得るものでなければならない。

収益の50%は新興国から!ユニリーバの強さの秘密は4つの“P” | GLOBIS 知見録

 

紺野先生の目的工学にもつながるものがありますね。

 

diamond.jp

 

目的というのは、その〈場〉から立ち上がるもので、企業のエゴじゃだめなんですよね。ユニリーバが新興国に参入するとき、その土地のさまざまな人々を巻き込むために目的が必要というのは、つまり、〈場〉のもっている目的に合わせる必要があるということなんだと思う。目的はユニリーバじゃなくて、〈場〉にある。

〈場〉がもっている目的を鍵穴だとすれば、その鍵穴に企業の形を変形させて合わせていく。そうすると、〈場〉のほうでもその企業の形にあわせて鍵穴の形を変化させる。清水博先生のいう鍵と鍵穴の相互誘導合致が生まれるんですよね。

 

どうして〈場〉の目的をどう共有していくのか。そこに企業が生きていくための秘訣がある。そしてこれは、企業に限らない。動植物にいたるまで、その〈場〉のもつ目的に整合的に生きていく。そこに〈いのち〉の秘密があるんです。