LIFEHACK STREET 小山龍介ブログ

小山龍介公式ブログ

世界を呼吸しながら本を書く

今はちょうど執筆モードに入っていて、それはそれはストイックな感じで作業している。25分タイマーをつけて、「ハイスタート!」とやり、25分たったら文字数を数える。イマイチな結果だったら、残り5分、追い上げをかける。その結果、1200字平均のアウトプットをしている。

しかし、こうした孤独な作業にもかかわらず、環境が与える影響は計り知れない。窓のない狭い空間でこうした作業を行うと、数百字、下手をするとほとんど書けないことさえある。一方、大きな窓のある喫茶店で書いていると、簡単に1500字書けたりする。

書いている内容について、多くの人は頭のなかにあるものを出しているというふうに思っているかもしれないけど、実際には外からやってきたものを体でキャッチして、それを頭が変換して文字にしている感覚だ。

 だから、外の風景が見えている方がいい。外に豊かな感情が漂っている方がいい。外の情景の方から執筆のアイデアがやってくるのだ。僕はまるでパラボラアンテナを設置するかのように、アンテナの位置を調整しながら執筆する。人はこれをインスピレーションと呼ぶ。

 ノマドワークスタイルを馬鹿にする人がいるけれど、こうして世界を呼吸して書くという経験がない人だろうと思う。オフィスにこもっていては絶対に書けないものがあるのだ。

 

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最近使っている執筆場所

・茶亭羽當(東京都渋谷区渋谷1-15-19)

外は見えないものの、大きな生花やお店の雰囲気が、インスピレーションを与えてくれる。

・dd食堂(渋谷ヒカリエ8F)

カウンター席には電源もある。大きな窓から渋谷の風景が一望できる。